こんにちは、北海道で図書館司書をしている「みろく」です。
今朝、NHK「あさイチ」に小説家の朝井リョウさんが出演されていました。
実は私、朝井リョウさんの作品をまだ読んだことがありません。
でも、番組を見ているうちに、なんだか朝井リョウさんという「人」が気になってきました。
最初の一言から、独特の話し方やユーモアがあって、面白い。
かと思えば、話している内容はとても深くて、私にはちょっと難しいかな。
「面白い。でも難しい。でも、なんかもっと知りたい。」
そんな不思議な感覚で、気づけば番組をじっくり見ていました。
今回は、2026年の本屋大賞を受賞した『イン・ザ・メガチャーチ』をはじめ、朝井リョウさんの作品や、親友だというCreepy Nuts・DJ松永さんとの出会いのエピソードなど、あさイチを見て私が「面白い!」と思ったところをご紹介します♪
朝井リョウさん、朝4時に起きて「あさイチ」に登場!
2026年9月11日(金)の「あさイチ」に出演した朝井リョウさん。
番組の冒頭、
「4時に起きました。小説家の朝井リョウです」
と始まったんです。
ここで、もう笑ってしまいました(笑)。
なんというか、最初の一言から「この人、面白いな」と思わせるものがある。
言葉を仕事にしている人なんだな、ということも感じました。
朝の情報番組に登場して、普通なら「朝井リョウです」と始まりそうなところを、「4時に起きました」から入る。
この一言だけでも、ちょっと独特ですよね。
そして、番組を見ているうちに、私は朝井リョウさんの「話し方」や「人柄」のほうにどんどん興味を持つようになりました。
大学生でデビュー!直木賞、そして本屋大賞へ
朝井リョウさんのデビュー作は、大学生のときに書いた『桐島、部活やめるってよ』。
この作品で2009年に小説すばる新人賞を受賞し、その3年後には神木隆之介さん主演で映画化されています。
さらにデビューから4年後には、『何者』で戦後最年少となる直木賞を受賞。
そして2026年には『イン・ザ・メガチャーチ』で本屋大賞を受賞しました。
こうして改めて並べてみると、すごい経歴です。
しかも、映像化された作品も多く、エッセイもたくさん書かれているそう。
番組では、そんな作品についてのお話もされていました。
私はまだ朝井リョウさんの小説を読んだことがないのですが、今回「あさイチ」を見たことで、まずは「朝井リョウという作家」に興味を持つきっかけになりました。
2026年の本屋大賞を受賞した『イン・ザ・メガチャーチ』。
気になった方は、こちらからチェックしてみてください♪
朝井リョウさんのエッセイから見えた「自分をさらけ出す」ということ
朝井リョウさんは、小説だけではなくエッセイもたくさん書いているそうです。
番組では、エッセイを電車の中で読むと、冷静に読んでいられないようなお話も出ていました。
思わず笑ってしまうような内容なのかな?と、私は想像してしまいました(笑)。
そういえば私も以前、朝井リョウさんの『学生時代にやらなくてもいい20のこと』をパラッと読んだことがあります。
そのときに思ったのが、
「この人、お腹が弱いんだな」
でした(笑)。
でも、それと同時に、自分の弱いところをここまでさらけ出せるのってすごいな、と感じたんですよね。
自分の弱みや、頭の中で考えていることまで文章にして見せる。
小説家って、そういうところまで自分をさらけ出して書くからこそ、人の心に残る作品を生み出せるのかな。
そんなことまで考えてしまいました。
「緊張するんですか?」に食い気味で「しないです」🤣
そして、個人的にかなりツボだった場面があります。
朝井リョウさんが、
「明日のステージで緊張をどうやったら抑えられるのか、視聴者の方に聞きたい」
というような話をしたところ、華丸さんから、
「緊張するんですか?」
と聞かれました。
すると朝井さん、
「しないです」
と、食い気味に即答(笑)。
でしょうね、と思ってしまいました🤣
どうやら、あまり緊張するタイプではないそう。
ただ、
「お腹が弱くて、お腹関係を克服できれば」
というお話もされていました。
さっきのエッセイの話ともつながって、なんだか妙に納得。
こういうところが、私が「あさイチ」を見ていて面白いなと思った部分です。
親友・DJ松永さんとの出会いから見えた、朝井リョウさん
そして番組の中で、特に面白かったのが、Creepy NutsのDJ松永さんとの出会いのお話。
現在、親友だというDJ松永さんですが、実はDJ松永さんは朝井リョウさんのデビュー作の頃からのファンだったそうです。
初めて直接会ったのは、レコードショップでDJ松永さんがインストアイベントをしていたとき。
CDを買ってくれたお客さんにサインを渡す「お渡し会」をしていたところ、そこに朝井リョウさんが紛れ込んでいたそうです。
DJ松永さんが「どこかで見た顔だな」と思って、
「朝井さんですか?」
と聞いたところ、
「違います、違います」
と言って、朝井さんはバーッと走っていったそう(笑)。
DJ松永さんが「肉眼で朝井リョウを初めて見た瞬間」と話していて、この出会い方もなかなか面白いですよね。
二人が仲良くなったきっかけは、オードリーの若林さんの紹介だったそうです。
「二人は絶対に気が合うから」と若林さんが予定を組んでくれて、最初は3人で食事をする予定だったところ、当日になって若林さんが来られなくなってしまった。
そこで、朝井さんとDJ松永さんの二人だけで、初対面の食事をすることになったそうです。
朝井さんは、若林さんがいないのに行くべきだろうかと、その時一緒にいた西加奈子さんに相談。
すると西加奈子さんが、強めの関西弁で「行くべきやろ」と背中を押してくれたそうです。
そして行ってみたら、二人はものすごく波長が合った。
気がつけば閉店時間。
そこから9年ほどの付き合いになる、親友になったそうです。
DJ松永さんのことを、
「腹に思っていることを全部ぶちまけられる存在」
「人生史上一番気が合う存在」
と話していたのも印象的でした。
ところで「クニヒコ」はどこへ?朝井さんの呼び方問題🤣
二人のやり取りでもう一つ笑ってしまったのが、お互いの呼び方。
最初に会ったとき、朝井さんからDJ松永さんに、
「敬語はやめような」
「俺のことはリョウって呼んでくれ」
と言ったそう。
それ以来、DJ松永さんは朝井さんのことを「リョウ」と呼んでいるそうです。
一方の朝井さんは、
「じゃあ、クニヒコって呼ぶ」
と言っていたそう。
DJ松永さんの本名は「松永邦彦(まつなが・くにひこ)」。
ところが……
その後、朝井さんから「クニヒコ」と呼ばれたことは、一度もないそうです(笑)。
朝井さん自身も、
「クニヒコって呼ぶって言ったのに、あれ以降一度もクニヒコって呼ばれてない。あれなんだったんだろう?」
と話していました。
ちなみに今は、朝井さんはDJ松永さんのことを「まっちゃん」と呼んでいるそう。
その理由は、
「クニヒコ、4文字は長かったので」
だそうです🤣
いや、そこなの?(笑)
この二人の関係、なんだかすごくいいなと思いました。
親友だからこそ見えている、朝井リョウさんのもう一つの顔
そして、ここからのお話が、私にはとても印象に残りました。
DJ松永さんによると、世間から見える朝井リョウさんと、自分と一緒にいるときの朝井さんは、かなり違うそうです。
世間から見ると、何でもうまくこなして、完璧に見える。
だからこそ、「朝井リョウって怖い」「どう接したらいいかわからない」と感じる人もいるかもしれない。
でも、DJ松永さんと一緒にいるときは、できないこともたくさんあって、だらしないところもある。
むしろ、いじりがいがあるくらい隙がある人なんだそうです。
この話を聞いて、私はちょっと意外でした。
私が「あさイチ」を見て感じていた、頭の回転の速さや独特の話し方。
そんな朝井リョウさんにも、親しい人の前ではまた違った顔があるんですね。
そしてDJ松永さんは、朝井さんが「世間にちゃんと溶け込もう」とすごく努力するタイプだとも話していました。
自分はヒップホップの世界で仕事をしているから、多少ちゃんとしていなくても成立する。
でも朝井さんは、自分とは違う世界で、周りに合わせながら生きている。
だから、ものすごく頑張っているんだと思う、と。
その言葉を聞いて、朝井さん本人がどんな気持ちで小説を書き続けているのか、ますます気になりました。
DJ松永さんが朝井さんについて話した、
「神様に一生小説を書き続けろと十字架を背負わされたよう」
という言葉も、とても印象に残っています。
朝井リョウさんは、これから何のために小説を書くのか
DJ松永さんから「すごく頑張っている」と言われた朝井リョウさん。
すると、
「がんばっていると言われて恥ずかしいですね、今この瞬間も」
と話していました。
ここにも、なんだか朝井リョウさんらしさを感じました。
では、そんな朝井さんは、これから何をモチベーションに小説を書いていくのでしょう。
16歳から小説を書いているという朝井さん。
これまで書いてきたものを振り返ると、自分が変わってきたことで、書くものも変わってきたと感じているそうです。
そして、小説を書くことについて、
「自分とのセラピーというか、カウンセリングをしている感覚」
と話していました。
その中で自分自身の変化があることが、今はすごく楽しい。
だからこそ、その変化を大事にしたい。
そんなお話でした。
さらに、本業である小説をしっかりやっているからこそ、別の世界では踊ったり、ふざけたりすることもできる。
「別の世界でふざけるためにも頑張っていきたい」
というようなお話もされていました。
朝井リョウさんが、ただ「小説を書く人」ではなく、自分自身の変化を見つめながら小説を書き続けている人なんだということが、少し見えたような気がしました。
あさイチを見て、朝井リョウさんという人が気になった
今回「あさイチ」を見て、私が一番感じたのは、
「朝井リョウさんって、面白い人だな」
ということでした。
独特の話し方で、ユーモアもある。
でも、話していることはとても深くて、私にはちと難しい。
それでも、なぜかもっと話を聞いていたくなる。
「面白い。でも難しい。でも、なんかもっと知りたい。」
そんな気持ちになりました。
今回は『イン・ザ・メガチャーチ』の内容そのものよりも、朝井リョウさんという作家さん自身に興味を持った朝でした。
2026年の本屋大賞を受賞した『イン・ザ・メガチャーチ』も、今回の「あさイチ」をきっかけに、気になる一冊になりました。
これまで朝井リョウさんの作品を読んだことがなかった私ですが、テレビで作家さんの人柄や考えていることを知ることで、
「この人は、どんな作品を書いているんだろう?」
「これから、どんな小説を書いていくんだろう?」
と、作品そのものにも興味が湧いてきました。
図書館で働いている私にとっても、作家さんを「本の著者」としてだけではなく、一人の人として知ることができた、ちょっと面白い朝でした。
これから朝井リョウさんの作品に触れる機会があったら、今度は本そのものについてもご紹介してみたいと思います♪



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